同プロジェクトは、クイーンズランド州のスラット(Surat)盆地中心のCBMを原料とし、カーティス島でLNGにして出荷するというもの。埋蔵量は資源量を含め約17.3兆cf(約4600億m3)。年間400万トンの液化能力設備を2系列建設し、年間800万トンの生産量となる。東京ガスは、2015年から20年間の契約で年間120万トン(着桟渡し)を購入するほか、ガス田1.25%、第2液化トレイン2.5%の権益譲渡という内容で協議していく。
CBM-LNGプロジェクトは世界初の試みらしく、東京ガスは立ち上げ買主の一社としてプロジェクトを支援し、供給可能量の拡大と調達の多様化に動く。オーストラリアには在来型ガスを超える豊富な量のCBMが約350兆cf存在しているらしく、LNG供給源としての期待も大きい。
「クイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトの地図」

(出所:東京ガス)
詳しくは
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20100331-01.html