次世代送配電システム制度検討会(スマートグリッド制度検)の下部組織となる次世代送配電システム制度検討会第1ワーキンググループは、第1回会合を6月8日に開き、同WGの趣旨や送配電システムの現状と課題などを審議する。傍聴希望者は6月4日12時までに三菱総合研究所に登録する必要がある。
上部組織のスマートグリッド制度検の検討事項は、
1.次世代配電システムの検討
2.全量買取制度に係わる費用スキームなどの検討
と大きく2つに分けている。配布資料や議事要旨の開示がまだなので間違っているかもしれないが、議事次第を見る限り第1WGは前者を検討していくものと思われる。
経済産業省は5月17日、次世代総配電ネットワーク(いわゆるスマートグリッド)の制度構築のため、次世代エネルギー・社会システム協議会の下に、次世代送配電ネットワークを発展する形で「次世代送配電システム制度検討会」を、また新たに「スマートメーター制度検討会」(スマートメーター制度検)を設置した。政府全体の大方針の判断とは別に、電気事業法に基づく諸制度と密接に関連する「技術的事項」を詳細に検討し、再生可能エネルギーの拡大に対応した系統運用ルール、系統安定化に必要なシステムの具体的な内容、買取費用の回収スキームなどを固めていく。スマートグリッド制度検は同システムや全量買取制度に係わる費用回収スキームなどを検討するのに対し、スマートメーター制度検はガス事業者や電子・電機業界、通信事業者なども参加する形でスマートメーターに関する幅広い論点を整理していく。検討結果は、「再生可能エネルギーの全量買取に関するプロジェクトチーム」(全量買取PT)や次世代エネルギー・社会システム協議会へ順次報告される。日経によると、スマートグリッド制度検は来年初めまで技術開発に取り組み、全量買取制度の具体案も研究するとのこと。
開催通知は
http://www.meti.go.jp/committee/notice/2010a/20100528002.html
posted by 鈴木零号 at 15:57
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