<プラントの一体運営を追求する同社川崎工場>

電力や製鉄、製紙業などと同様に石油精製や石油化学もエネルギー効率が事業の重要な鍵を握る。製油所が保有する常圧蒸留装置や減圧蒸留装置、その他の改質装置や脱硫装置、ボイラー設備など様々な装置の構成や通油量の差異により効率性は大きく変わる。EBM認定は、経産省が石油連盟加盟各社とそのグループ会社14社25カ所の製油所を対象に2012年度定期報告結果に基づき審査。同社の3工場は日本国内の平均的な製油所に比べてエネルギー効率が約15%程度優れているという点が高く評価された。同社発表の推定値によれば、エネルギー効率15%を実現することで年間約150億円のコスト削減と同等の効果が得られるとしている。仮に国内全ての製油所が同社3工場と同じ効率で操業したと仮定すると、日本国内の全製油所が年間で排出するCO2量約3,800万トン(2011年実績)の15%に相当する約570万トンのCO2削減ができる計算になるという。
東燃ゼネラル石油のニュースリリース(PDF)こちらから
http://www.tonengeneral.co.jp/news/
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