2013年10月21日

8月LPガス民備日数は63.9日

8月末時点のLPガス備蓄状況は、民間備蓄が7月に比べ0.3万トン増えて213.8万トンとなった。これは備蓄日数63.9日分に相当する。一方、国家備蓄は前月比2.3万トン増の70.6万トンとなり、備蓄日数は21.1日分。国家備蓄が政府目標の150万トンまで残り約80万トンに迫っているのに対し、民間備蓄は政府より義務付けられた基準備蓄量(備蓄日数50日分相当量)を必ず上回らなければならず、石油備蓄よりも運用要件が厳しいため、LPガス元売各社に重い負担がのしかかっている。

20131021LPG.gif


10月中旬が過ぎ、これから冬場に向けてLPガス需要が本格化する。需要期の冬季に輸入量を極端に増大させないため、LPガス元売各社は夏場から在庫積み増しの動きを始めるのが慣例であり、自主的な備蓄も進む。だが、前年の実績で各社に定められた基準備蓄量は、冬場の需要増によって在庫不足分を備蓄から取り崩し、基準備蓄量を下回るという場合もある。民間備蓄日数50日分は長年クリアしているものの、不足が生じた場合にはスポット購入で常に備蓄量の順守を強いられるため、CPの高騰を招くなどの悪循環が続いている。

LPガス元売事業者などで構成する日本LPガス協会(日協)は今年8月、経済産業省に民間備蓄日数軽減など盛り込んだ要望書(「平成26年度LPガス備蓄等に関する要望書」)を提出した。その中味は、倉敷(岡山)と波方(愛媛)の2カ所の国家備蓄基地が完成し、全国5カ所の国家備蓄体制が整ったことで、民間備蓄日数の負担を段階的に軽減してほしいというものだ。新たな国家備蓄2基地にガスインした時点で民間備蓄の相当備蓄日数分を軽減し、それ以後は国家備蓄150万トンの貯蔵が全完了した時点で、⺠間備蓄日数を30日へ軽減するという具体案も示された。日協の山ア会長(アストモスエネルギー社長)は7月の記者懇談会の席で「民間備蓄の負担軽減は1日でも早く実現したい案件だ」と語り、粘り強く政府に働きかける決意を滲ませた。


資源エネルギー庁「LPガス備蓄の現況」(PDF)はこちらから
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/lpgasu/index.htm






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posted by 鈴木零号 at 18:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガス関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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