2010年04月13日

JOGMEC、オリノコ油田の開発・改質事業へ出資

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は4月12日、合弁事業の契約締結などを条件に、国際石油開発帝石と三菱商事が参加するベネズエラ・ボリバル共和国オリノコ地帯カラボボ・エリアでの超重質油の開発・生産や改質事業に出資すると決めた。


両社が米シェブロン社(Chevron)、ベネズエラの石油関連サービス企業スエロペトロル社(Suelopetrol, C.A., S.A.C.A.)とともにコンソーシアムを組成し、今年1月に実施されたカラボボ・エリアの国際入札に応札したもので、同コンソーシアムはプロジェクト3(カラボボ・エリア・ブロック5、ブロック2South、ブロック3Northを落札。同事業は、同コンソーシアムとベネズエラ国営石油会社(PDVSA)の子会社「Corporación Venezolana del Petróleo, S.A.(CVP)」が合弁会社を設立し、ピーク時には約40万b/dの原油生産が見込まれている超重質油(オリノコタール)の開発・生産をはじめ、改質事業を実施する。

JOGMECは、国際石油開発帝石と三菱商事が共同設立する「日本カラボボ石油株式会社」へ対象事業費の49%を出資予定。2010年から2017年までに想定される出資額合計は約250億〜320億円。同プロジェクトの持株比率は日本カラボボ石油が5%であり、CVPが60%、シェブロンの子会社「Chevron Carabobo Holdings ApS」が34%、スエロペトロルが1%。同鉱区はオリノコ川北東に位置し、総面積は557km2。

ベネズエラは世界的にも大規模な埋蔵量を有する産油国であり、オリノコベルトの埋蔵量を合わせると、サウジアラビアにも匹敵する可採埋蔵量を誇る。オリノコタールはすでに発電用燃料として利用されているが、今後さらなる開発の進展と改質技術の向上が期待されている。エネルギー供給源の多様化や安定確保に役立つほか、石油資源の枯渇年数が延びるなど、日本の国益に資する。大規模な開発技術が進歩を遂げ、オイルサンド、オイルシェール、オリノコタールなどの非在来型原油がすべて採掘可能となれば、石油資源の可採年数は200年以上に伸びるとも言われている。


オリノコ油田カラボボ地区
(出所:JOGMEC)


詳しくはJOGMECのニュースリリース(PDF)へ
http://www.jogmec.go.jp/news/release/2010.html#0412_02





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posted by 鈴木零号 at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 開発部門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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