2009年04月23日

トヨタ・ホンダにVWが環境車で追い上げ

環境対応車 実用化、日本の2強が先行
トヨタ・ホンダ、低価格で市場拡大
VW、1兆円投資で追う
(日本経済新聞4月23日朝刊11面)

日本経済新聞の「グリーン インダストリー」シリーズ第一部 攻防 メジャーへの道4回目のネタは環境対応車。トヨタとホンダの2強を追うフォルクスワーゲン(VW)に焦点をあて紹介している。

VWが2010年に量販を予定している小型車「ポロ」。今年3月のジュネーブ自動車ショーで来場者を驚かせたのは燃費が欧州基準で1L当たり30.3kmにあったとのこと。現行プリウスの23.2kmを上回る数値だ。しかも、ハイブリッド車ではなく、ディーゼルエンジンであるがゆえに、1km当たりのCO2排出量も87gとプリウスの104gを凌ぐ。日本でも軽油車の見直しが早まってほしいところ。

VWは現行車の環境性能を極限まで高めることに貪欲だ。ヴィンターコン社長は「技術開発でも業界のリーダーでありたい」と意欲を燃やす。次世代技術への取り組みでも、ハイブリッド車向けシステムでは三洋電機、電気自動車(EV)向けでは東芝と組んで共同開発を進める。2010年には多目的スポーツ車(SUV)のハイブリッド車を投入する計画だとか。環境技術は一つに絞らず、開発費用に今後も年80億ユーロ(約1兆円)の投資を続けるとのこと。日本の自動車業界はVWの姿勢を見習ってほしい。


日本ではトヨタとホンダのハイブリッド車競争が熱を帯びる。ホンダは、2月に発売したハイブリッド車「インサイト」の国内での受注台数が、2万5000台を突破したという。一方、日本経済新聞によれば、トヨタが5月中旬に発売するハイブリッド車「プリウス」の新型車は、4月に入って先行予約を開始したが、受注台数はすでに2万台を突破とのこと。ホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」を上回る受注ペースで、「発売前に4万台に達する見込み」(トヨタ幹部)という。

現行プリウス(233万1000円)をインサイトと同価格の189万円へ引き下げ、新型車は最も安い車種で約205万円。現行プリウスの購入予定をとりやめ、新型車購入へ振り替える客が多いと聞く。現行モデルの排気量1500ccより1800ccと大きく、燃費も38km/Lと向上するのだから、たかだか16万円の上乗せは安いものであろう。もうすでにプリウスとインサイトの戦いは決着のついた感が強く、インサイト人気はこれまでホンダをこよなく愛したホンダ党に限定される動きになるものと思われる。ただ、今月から始まったエコカー減税で自動車取得税と重量税が100%免除されることなどが追い風となり、低燃費車への人気の潮流は底堅いものとなりそうだ。


(参考:日本経済新聞4月15日朝刊11面)
新型プリウス受注好調 トヨタ、発売前4万台見込む
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090415AT1D1407G14042009.html





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posted by 鈴木零号 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済・政治・国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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