2009年03月27日

伊藤忠、エントラーダ鉱区完全放棄へ

伊藤忠、メキシコ湾での原油・天然ガス田開発から撤退
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?id=AS1D26099%2026032009
(日本経済新聞3月27日朝刊9面)

伊藤忠商事は、米国メキシコ湾エントラーダ油ガス田鉱区の撤退を昨年12月に表明していたが、同鉱区権益を完全放棄すると3月26日に発表。経済性のある開発計画を立てられず、さらに買い手もつかないまま鉱区期限がきてしまった。開発計画中止に伴う損失は、2008年度第3四半期決算に計上済み。

詳しくは伊藤忠商事ニュースリリース(PDF)より
http://www.itochu.co.jp/main/news/index.html


同鉱区の開発中止は、埋蔵量が当初見込んでいた3900万バレルよりも大幅に少なく、採算性が合わなかったからだ。話は少し違うが、実は日本政府が旧石油公団のもとバックアップしてきた自主開発原油で、こういう話は往々にしてあった。つまり、石油公団がお金を出して民間と開発会社を作り、投資した金額の採算に合わなければ、会社を清算するということばかり繰り返したというもの。これらの開発鉱区は採算性が合わないとは言っても、現物は生産できる。結局、これらは石油メジャーなど他国企業に安く買い叩かれた。なんと国家ぐるみで日本のお金はドブに捨てられ、他国の役に立ってきたという皮肉な話。
日本は資源に乏しい。だからこそ採算が合わなければ、取得した開発会社が損失を被り、国内の別会社が採算に見合う金額で取得するというやり方を工夫できなかったものだろうか。その穴埋めを国が適正に補えていれば、現状はいくらか違った展開になっていただろう。だが、これまで国民の税金をジャブジャブ使ってきた石油行政を鑑みると、この国にそんな器用なマネを求めること自体が不可能な話と思えてくる。





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posted by 鈴木零号 at 16:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 開発部門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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